本屋はネットカフェ業態を取り入れればいい

書店は入場料を取って良い
http://chikura.fprog.com/index.php?UID=1227163619
まあ、さすがに入場料、じゃあまりに朴訥よね、というので各方面で反論・対案


入場料を取る未来の書店を考える
http://chikura.fprog.com/index.php?UID=1227260218
どうしても、直接的な金銭の授受から離れませんね


入場料を取る本屋は必ず潰れる
http://anond.hatelabo.jp/20081122221451
これはけっこう冷静で、反論としていいと思う。でも対案がない。


書店の入場料制がダメな理由。問題はソコじゃない。
http://anond.hatelabo.jp/20081123000032

本屋ならいさぎよく、栞代とすればいいのです。

入店時に栞を一枚100円で買うことにして、その栞は100円券の役割もする。

少し前まで額面100円の図書券がありました。復活させればいい。

発行店のみ通用にして、利益が落ちるようにして。

この案にも重大な欠点があります。栞がどんどん溜まっていく。
バーのチャージも、居酒屋の突き出しも、喫茶店のコーヒーも、どれも消え物です。栞ってたぶん溜まっていきますよね。
それに、利用済みとわかるようスタンプ押すとかハサミを入れるとかしないといけないですよね。ちょっとださい。
もし買わなかった時の栞を次に使えるように、一度に複数の栞を使えるようにすると、未使用のしおりが金券ショップに並ぶことになりそうです。ださいです。
だから、チャージに相当するものは個人識別できる形で充当すればよいのですが、そうするとICカードとかいう話になってきてださいですね。店ごとのカード持つのうざい。めんどくさい。
というところで早速閉塞感が漂ってまいりました。
で、批判するなら対案出せということでちょっと考えた。
俺も本屋好きでいくけど、本を持つ最大のリスクはスペースを食うこと。よく新書とか買うけど、大体鞄に入れたままで、飲み会とか会社で、この人にこの本読んでもらえればいいな! て思ったらそのままあげちゃう。良い本でもまた読みたくなったら買えばいいし。
その上ですげー好きな漫画家とか、所蔵したい! みたいな思い入れのある本は部屋の本棚に入れている。それくらい、今では本棚に入る本の敷居が高くなった。なんでもかんでも本棚につめてえっへん! みたいなのは昔の話。昔は、良い本はできる限り本棚に詰め込んで、いつでも読めるように! ていうことだったけど、今では、良い本の情報さえ管理しておけば、ネット、amazongoogle、yahooオークションとかいうインフラのおかげでいつでも手に入る。俺も書くまでイマイチ実感なかったけど、ここ10年のパラダイムシフトは異常。人間の感覚が現実のパラダイムシフトに追いついてない感がある。
とにかく、本を買って所蔵することそのもののプレミアムが減少している。本が売れなくてあたりまえ。逆に、本を買う人はたとえその本がネットカフェで読み放題であっても買う。そうでしょ?


結論。本屋は全部ネットカフェにすれば良い。そうすれば入場料取り放題。その上で、ほしい本があれば申請すれば奥から新品を持ってきてもらえるようにすればいい。ここで本の売上げ。ただ本がほしい人は利用せずに、ぱらぱら読んで買うだけ買えば良い。
まあ、この案がエレガントといえるかというと微妙だけど、たとえばスタンダードブックストアなんかはカフェ併設で、注文すれば読み放題という業態をとっているし、そもそも大手書店には座り読みのための椅子があるところも多い。椅子チャージを取って、飲み物を出せば良いのだ。お、これってけっこうエレガントじゃね? 本格的に座り読みする人は飲み物とかほしいだろうし! どっちみち立ち読みされるならその本はもう汚くてもいいやって捨ててしまえれば、読むほうも「ほしかったら新しいの買えばいいんだ!」ってなれば「汚さないようにしないと・・・!」って過度に意識しなくていいから、もっともっといろんな本を手にとってもらえるかもしれない!