ありむーが知人にセクシー写真集を貰って悩んでいる

ありむーが、知人である喪服ちゃんに妄撮をもらって悩んでいる。
http://lunaticprophet.org/archives/5405
なぜ「知人がズリネタになる=格下げされる」のだろう。これはありむーがsexにネガティブに捉えているからにほかならない。なぜsexに対してネガティブなのか。それはありむーが童貞だからである。

ありむーにとって童貞はアイデンティティである。童貞がアイデンティティであるありむーにとって、sexは天敵である。アイデンティティを保つため、ありむーはsexを永遠に敵視しなくてはならない。

しかし、俺はこれはおかしいと思う。そもそも「童貞」なんて、アイデンティティたりえるのだろうか?

ありむーをはじめ、「童貞」にアイデンティティを持つ男共の成り立ちはこう推測できる。

基本的には童貞は捨てたいものである。sexとかしたいし。人間は理想と現実に乖離があるとストレスを感じるので、sexしたいのにできない男は「俺はなんと無能なんだ」と苛まれるが、ギャップを補正できないと、理想を現実に合わせようとする。理想=童貞とすることで己のストレス源を絶つわけである。こうなると童貞こそが正しいわけだから、sexはネガティブなものとなる。しかし、もしありむーが妄撮をネガティブ視するのであれば、喪服ちゃんの活動のほとんどは否定されなければならない。

  • 喪服ちゃんは、なぜありむーにセクシー写真集を渡したのか?

喪服ちゃんはsexをポジティブにとらえている。ゆえに、セックスアピールは正義で、自分が男性の目に魅力的に映ることは正義であり、そうなるよう努力することも正義である。喪服ちゃんは常日頃から男どものセックスシンボルなることで、自分に価値を見いだしている。そんな彼女が、自分の魅力を凝集した「すばらしい」写真集を、「わたしこんなにすばらしいよ!ほめてほめて!」と知人に好意を持って配るのはごく自然なことである。

個人的には、童貞をアイデンティティにすることには全く意味を感じない。何故かというと、全ての男は童貞を経験するからである。つまり、童貞にはレアリティはまったくといって良いほどない。もちろん、高齢童貞という話があるが、それだって別に珍しくはない。童貞アイデンティティというのは、いわばRPGで最初の街から全く進もうとせずひたすらスライムだけ狩り続けているのを自慢しているようなものである。

  • sexはポジティブか?ネガティブか?

結論としては個人の価値観によるとしか言いようがないのだが、私はあくまでsex=ポジティブの立場で考察を行いたい。なぜsexがポジティブかというと、
・そもそも本能である
・人を好きになることってポジティブだよね?
・エッチは気持ちいいよね
これだけのポジティブな事象を否定するのは、並々ではない。例えばキリスト教では、セントラルドグマにおいてこれを否定している。そこまでしないと否定できないわけである。

  • ありむーはどうするべきか

さっさと脱童貞するべき。人間は成長すべきである。一つ言えるのは、これだけ童貞に拘泥してきたありむーだからこそ、脱童貞したときに得るものは、他の男共とはまた違うのではないかと思う、そして、今まで30年の人生をかけて守ってきたものがいかに小さいものか(例えば、夜カサカサ音がなるので、すわゴキブリか! と電気を付けたら実はビニール袋が風で軋んでいたような)ということに気づき、知人女性から妄撮を貰えば喜ぶ男になってほしい。



※個人的にはsexは肯定ですがセクシャルを商売にするのはあんまり好きではないので、風俗みたいなメイドカフェとか品性の低いアイドル商法とかも好きではないです。妄撮もあんまり好きではないです。自分で脱がせたほうがよっぽど楽しいです。