【完全無害】相対性理論やばすぐる【キチデレ】

http://www.myspace.com/soutaiseiriron

メロディはアジカンっぽいかな? でも音がアジカンほど野暮ったくなくて軽い。
一番最初に聞いたのがラブずっきゅんだったので「チャットモぽいかな?」と思ったら実はブラフでした
歌詞のテーマはかなりストイックかつハードコアなものが多いくせに、語感のよさと一人称支店のトボけ具合がかなりそれをゆるゆるにしていて、しかも声も非常にあっている。声質が一番近いのはWhiteBerryかな? さらに、本気かヘタウマかわからんけど、歌い方が非常にいい意味で下手なので、歌詞と声のかわいさにさらにブーストをかけた形になっていてやばい。
そのくせ、曲はかなりかっこいい。かわいい歌とかっこいい楽器の絡み具合がめちゃくちゃいい。ベースのかっこよさは反則。
普通だったら演奏がとんがっててかっこよくて歌もとんがっててかっこいいいのでかっこいい(=エルレとかホルモンとか)か、かわいい歌が全面で演奏がその後方支援をするのでかわいい(=チャットモとか)かだと思うんだけど、相対性理論はかわいさとかっこよさ(とあとゆるさとかキチガイさとか)の共存バランスがすげーいい。


四角革命

25世紀に生まれたあなたは 時空警察に追われてしまった
22世紀に生まれたあたしは テレビを見ながらコーラを飲んでた

22世紀の夢見るあたしは 授業をさぼって町へと繰り出す
25世紀をのがれたあなたの 携帯番号こっそり教えて

四角かくかく革命前夜の 長いあいあい合間のロマンス
近いかいかい開戦前夜に やってくるくる車の行列

とかくかくかく革命前夜は 町の賑わい恋のロマネスク
機械かいかい会戦前夜に 迫りくるくる狂った結末

25世紀を夢見るあたしは 宇宙開発を横目で見ながら
22世紀へのがれたあなたに 時空警察はとってもきびしい

四角かくかく革命前夜の 長いあいあい合間のロマンス
近いかいかい開戦前夜に やってくるくる車の行列

とかくかくかく革命前夜は 町の賑わい恋のロマネスク
奇怪かいかい開戦前夜に 迫りくるくる狂った結末

普通の人が詩をかいたら「25世紀に生まれたあなたは 時空警察に追われていました」だと思うんだよね、22世紀生まれの主人公からみた視点なので。「追われていました」よりも「追われてしまった」のほうが歌詞が素人っぽい。つまりこの歌詞はたぶん素人であろう22世紀生まれの主人公の言葉そのままっぽさがすごくよく表現できていてやばい。しかもその次が「22世紀に生まれたあたしは テレビを見ながらコーラを飲んでた」脱力具合が半端ない。
そのくせ、テーマは革命とか警察に追われたとかけっこうハードコアなんである。そのうえ、その緊張感の中でロマンスとか言っちゃってる。そして最後には狂った結末とか言っちゃってる。シュールすぎる。相対性理論の手にかかるとこの世から重いテーマが消えてしまう。
タイトルもおかしい。四角革命とか言ってる。四月革命のパロだろうけど。とにかく、1つの曲についてそういう「予想を裏切った展開」「ツッコミどころ」の数が多すぎる。これでは魅力的え当たり前である。幼稚性といえば聞こえは悪いけど、そういう、アホなくせになんかすんなり受け入れてしまうような敷居の低さはめちゃくちゃ重要だと思う。スーパーカーもかなり同じような歌詞の作り方をしてる気がするんだけど、どうにも高尚っぽすぎる気がする。こっちのがいいなあ。