韓国がニューヨークタイムズに広告を出しましたが、日本の対応としては淡々とこちら側にとっての事実だけを表明しつつ何もしないのが吉?

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1148053.html
なぜなら、韓国は衰退しました(予定)なので。
http://d.hatena.ne.jp/ki2neko/20080713/p1
に表を載せたけど韓国は「経常収支が赤字+資本収支が赤字」という双子の赤字に陥っており、これは数年前から延々と続いていて一時期「ワロス曲線」として話題になった http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A 、金融資本によるウォンの売り浴びせに対して、韓国中央銀行が日常的に巨額のウォン買い介入をする際に外貨準備が利用されているため。それも輸出が順調であればなんとかなるのだが、ここに来てついにかげりが出た格好。
韓国の外貨準備高は2007年度末あたりまでは増え続けているが、2008年度に入ってから微減少を始めている。ちなみに、2007年度の韓国のGDPは9699億ドルである。http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/kr/stat_01/ GDPに対する外貨準備高の比率が概ね25%程度もあり、これはどちらかというと過剰である。外貨準備高のGDPに対する比率が高まると、中央銀行は余分に貨幣を発行する必要が出てくるので経済はインフレ圧力が強まる。このため中央銀行金利を上げるか国債を発行して市場流動性に圧力をかける必要があるが、前者は経済活動が減速し、後者は利子の支払いが増えるため政府負担が増える。これも、輸出が好調であれば回っていくがそうでなければたちまち行き詰まるサイクルである。
昨今の韓国経済を総括すると

  • 原料高により日本からの部品調達価格が高騰
  • 国際金融資本のウォン売り圧力によるウォン安進行で国際競争力低下

 (円は円高ドル安〜円安ドル安ユーロ高の様相を呈しているが、ウォンはこの状況でウォン安ドル高を進めているKYぶりである)
  http://stooq.com/q/?s=usdkrw&c=1y&t=c&a=lg&b=0

  • 国際金融資本のウォン売り圧力への対抗により外貨保有高が減少、経常収支、資本収支がともに減少
  • 対外債務は増加の一途

 http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/kr/stat_01/
世界的物価高騰による不況は日本にも韓国にも平等に訪れるが、日本は体力が圧倒的にあるので国全体が沈没することはおそらくない。が、韓国は基礎技術がなく、ストックも内需も日本ほどではないため世界景気の影響を受けやすく、しかも実体経済の寡占化が異常に進んでいるのでいくつかの大企業グループがポシャると大変やばい状況になる。労使の対立も日本の非じゃないし、みんながみんなお互いの足をひっぱっている国なので国内連携もとれないでしょう。
というわけで、長期戦がよいです。とりあえず韓国があきらめて利上げするまでは現状が続くそうです。
日本ではせっかく隣に悪い見本がいるのだからぜひ参考にすべき。不当競争に血道を上げる在日企業はボイコットすべき。ソフバントカソフバンとか。iPhoneに浮かれてんじゃねーぞてめーら。