雷句誠が仕事をしていて、編集が仕事をしていないのはどう見ても明白だろ

http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html
http://ameblo.jp/hassy1967/entry-10103874813.html

まず、漫画家の仕事というのは

  • おもしろい漫画を書いて人気を得て売り上げを上げること

である。そこに本人の人格の善し悪しとかは全く関係なくて、とにかくおもしろい漫画を書くことがすべての至上命題となる。これは極端な話ではなくて本当にそのままだ。そして、

  • その漫画家とうまくつきあって漫画家の作業を最大限にサポートする

のが編集の仕事である。
お互いがどう思っているにせよ、とにかく雷句誠はきちんと人気を出してすごいパフォーマンスを発揮したし、雷句誠とうまくやっていけなかった編集は圧倒的に仕事ができなかったといえる。そして、昨今のサンデー全体を俯瞰してみると圧倒的におもしろくない。アホアホ学園の時代とか好きだったんだけど。その「おもしろくなさ」が不動のものとしてそこにある以上、サンデー編集の低レベルさは覆しようがない。


翻って橋口たかしの方をみてみる。彼はいわゆる「有名人の立志伝漫画」から始まって、「グルメ漫画」「医者漫画」と、本人のオリジナルではなく企画ものばかり手がけている、完全な職業漫画家である。漫画家っていうか漫画屋である。政治家でなく政治屋である的な言い方で。かたや雷句誠の過去の作品を読んだことがあるだろうか? 私は熱心なファンといえるほど雷句誠の作品を愛してはいないが、それでも雷句誠の作品というのは彼のほとばしるオリジナリティで埋め尽くされていて、それを橋本たかしの作品と比較してみるとどちらのほうが漫画家として偉大かは語る必要もない。橋口たかしのアンチ記事に全面賛同する前に、wikipediaなどで二人の人となりについてチェックすることをおすすめする。

以前、雷句誠氏が小学館漫画賞を受賞したとき、当時担当だったかは分かりませんが、金色のガッシュを立ち上げた編集者である畭俊之氏から冠茂に「彼は知り合いの漫画家が少ないから、2次会からでもいいから冠から、私、橋口に参加してもらえないか?」というお願いがあり、それを冠茂から「貴方も漫画家の知り合いが少ないし、そういう彼の立場も理解できると思うので参加してくれないかな?」と頼まれたことがありました。

当然私は快諾して、雷句氏の祝いの席に参加しました。

正直言って、お礼を言われることはあっても中傷されることなど一つもないと思うのですが・・・。全く酷い話です。

それおまえらが好きで勝手にしたことだろ? こんなところで引き合いに出すくらいならそんなことされなかった方がましだぞ。分かれた女に「あげたもの返せ」っていうタイプだよな。