俺はマイナス思考な人間なんだと気付いた

俺はずっと自分のことをプラス思考の人間だと思ってた。
もともとさえないキモオタだったが、20くらいのとき「プラス思考に生きていこう」と思い立ち、すべてを前向きに考えて生きるようになった結果、いろんな事がうまく行って、俺は前向きなキモオタになった。おれは自分自身をプラス思考な人間だと思ってた。数分前まで。

今しがた風呂でシャワーを浴びながら、俺の悪いところがどこか内省していて思ったことには、俺は他人を批判することが多い。それってマイナス思考的じゃね?

他人に何かを指摘されると素直に反省することが多いが、「なんでこんなプラス思考の俺をおまえら批判するんだよぷんぷん!」と思うこともたびたびある(例えばはてなで口の悪い批判とかされるとね)。まるで韓国人ではないか。これはいわゆるバカの無自覚は真性ということで、つまり俺は真性のバカである。

俺はありがた迷惑なお節介で、すぐ他人の短所を指摘して改善策を提案したりする。俺はその提案がとてもいいものだといつも自負していて、そのとおりにしない他人をばかで救えない奴だと思っていたけど、結果的に相手がよりよくならなければ俺の案など何の価値も無いよね。むしろわざわざ相手を不快にするだけ罪がある。俺は期せずして北風になっていたようです。

今思い出したけど、高校時代の部活でさんざんたたきのめされて一番下っ端だったときには最終的に俺はその境地にきちんとたどり着き、他人を不快にしないよう提案をしていろいろをよりよくするような人間になれていたはずだ。高校を卒業してまだ10年も経っていないけど、すっかり俺は傲慢になってしまった。先輩がお経のごとく唱えていた「謙虚」「自己客観視」を今一度実践しなければならない。

とりあえず自分が現在非常にマイナス思考な人間というのがわかったのは大きな収穫なので、これで満足せず本当にプラス思考な人間になるべく努力する。