発展的に自分を追い込もう
怠惰な人間なので自分を追い込まざるを得ない
私は怠け者でいい加減で無責任な男なので、普通にやっていると一瞬にして堕落してしまいます。それどころかちょっとくらいがんばっても問答無用で堕落します。だいぶがんばらないと水平飛行できません。なので、よく自分を追い込みます。
消極的ではない
「自分を追い込む」というと、思い浮かぶのは
- 小説家、漫画家がカンヅメ
- プログラマが毎日終電
- ボクサーが最後の減量
のように、「期限があってそれに向けてねじこむ」みたいな行為がイメージされますが、これは消極的・受動的な追い込みです。いわばハードルがあって、それに向けて必死で自分をぐいぐい押し込んでいるイメージです。もちろん私もこういう追い込みをすることはあります。が、今回お題に挙げた追い込みはこれではありません。
戦術ではなく戦略としての追い込み
いままで私がしてきた「発展的追い込み」をご紹介します。
- 中学時代
- 台湾に短期留学
- 高校時代
- ベトナムに自転車旅行
- 初めてのバイト
- 初めての接客業
- 専門学校時代
- 日給1000円でIT企業でバイト
- 資格の勉強
- 社会人
「それ、追い込みっていうの?」というようなイベントばっかりですね。
どれもこれも今となってはかわいいものですが、当時の自分にとっては決断なくしてできないものです。私はもうほんと物心つくころから怠惰なので、ものごとの決断にものすごいパワーを使います。例えば、仕事が休みの日に朝から何も食べず、夜にいいかげん腹が減って死にそうになっても、冷凍庫にある冷凍うどんをお椀に入れてレンジでチンすることすら面倒で、自分の空腹と我慢比べしたりしています。どう考えてもドーパミン分泌障害としか思えません。
「発展的追い込み」とは、このドーパミンの不足による「めんどくさい」の打破です。多分みんなしています。私は意識してしているだけです。
「現状維持」「継続」に対してではなく、「現状打破」「向上」のための追い込み
発展的追い込みにはしんどい作業は必要ありません。「意思決定」と「有限」だけです。つまり「海外いくわ」とか「バイトさせてください」とか「東京いくわ」とか。そうすると引くに引けなくなるのでやるだけです。
通常の追い込みでは、追い込み作業が発生している間は非常にしんどいですが、それがおわると楽になります。発展的追い込みというのは平時のハードルを上げる行為なので、一度決意すると以後延々としんどさが続きますが、そのうち慣れます。慣れたらまた次の追い込みをします。真性マゾにうってつけです。