大阪は安く、東京が高いのではない

同い年で、東京で3年ほどやっている、鴨という友達がいる。鴨志田穣ではない。現在はフリーで受託をやっており、上流からかなりレベルの高い仕事をしている。せっかくなので東京に行ってからいい関係を築こうということになっている。(もともと、1年前から東京で一緒にやろうぜとアプローチされていて、わたしがもたもたしていたのである)
蕨の焼肉屋でたんまり食って話し込み、続きは駅前の坐・和民で。上ロースまじしぬほどうまかった。またくる。つーかここにすむ。(マジ話)
2件目どうすんの? いくの? しぬの? みたいなかんじだったのだけど結局いくことになり、むしろ話はそこからのほうが収穫があった。
どうも、システム案件というのは単純に「大阪が安く、東京が高い」という話ではないようだ。
大阪の案件は渋い。見積もりとかで金くれない。炎上も多い。ダンピング合戦になっている。完全に過去のインターネットバブル崩壊後のウェブ業界の構造に類似している。
東京では予算に余裕がある。見積もりは設計フェイズとして予算を確保できる。ドキュメントもきっちりつくる。テストもちゃんと時間をとれる。
こういうきっちりした仕事の仕方をいままでしたことがないため、目から鱗がぼろぼろでた。身一つで飛び込まなくてよかった。郷に入らば郷に従えである。東京に乗り出すからには東京の作法で堂々と稼ぐのが一番よい。そのために鴨にはいろいろ教えてもらう予定である。こっちも彼に教えてあげられる技術は多少はある。
ところで、以下の写真は、鴨が彼女に「女と飲んでいるのではない」という証明のために取られた写真である。笑顔がチャームである。ココロ社さんの言いつけにしたがって本当に正解である。