文句言う奴は自分でそれなりの規模の会社で取締役プログラマやってみろよ

http://blog.miraclelinux.com/yume/2008/07/post-b58f.html
http://d.hatena.ne.jp/kinneko/20080702/p6

おおむね賛成が多いのは引くな...

dis記事に対しておおむね賛成が多いのに引いている。

そういうコメントを出しているのは、たぶん、皆さん若いし管理経験や経営と対立した経験がないからかもしれない。
完全に一プログラマに戻るってことは、経営の意思決定に無条件に従うってことで、業績や会社の進む方向によっては、プログラマとしての職も危ういってことだよね。

瑚鳰の人間には「提案」というプログレッシブな仕事があるのですが。上のようなつまらん反論をする人間は提案力がないとおもわれますよ。んなこといっても決裁権がないんだから云々というネガティブ思考の人は、わざわざ取締役であった人間が自ら現場に降りるという意思決定プロセスが保証しているであろうものを想像できないのかな? かな?
つーか一社員になったとしても、なにかものごとが悪い方向に向かっても実質なんとかできるだけの政治能力を持っているだろうし、最悪他の会社からいくらでも引き合いがあるだろ。「また取締役にもどっちゃった」でもいいし。それは仕事ができる人間だけに与えられた自由ですよ。

スーツには、やっぱりギークのことはわからないもので、ギークに配慮できる経営層ってのがいる会社というのはうらやましかったのだけど、現実はこのあたりはどうにもならないということなのかも。

スーツを纏ったギークなどそこらじゅうにいくらでもいる。

もっとも、技術者が創業したような、ほんとの小規模ベンチャーでは違うのだろうけど。そっちはそっちで違う問題が出てくる例はいくつか見てきたし...

それはもちろん。小さい会社ではギークがスーツと2つの顔を使い分けなくてはいけない。俺も今現在そういう仕事をしているし今後はスーツ色がもっと強くなる予定である。最初は合同会社だけど回り出したら株式に転換する予定なので、そうすると取締役プログラマになるな。
数人とかの小さな会社であれば、取締役がプログラマであることは何の問題もない、というかそうでないと回らないだろう。しかし10人、100人となるとそうはいかない。プログラマは100人いるが取締役は数人しかいない。取締役にしかできない仕事が積まれているのだ。
吉岡さんは取締役ができる人材である。それが、(そもそも単純な比較はできないが、会社総体として見た場合)取締役よりもパフォーマンスの落ちる1プログラマの仕事をやるというのである。これは会社にとって損失である。普通であれば許されない。取締役がプログラムをするのは時間の許す限り自由だが、1プログラマに取締役の仕事はできないのである。ゆえに取締役はプログラムに全力を注ぐことを許されない。にもかかわらずやってのけるという背景には、自分に変わる人材の用意などいろいろな労力があってこそのものであろう。

生涯現役プログラマってのは、取締役だからネタになったので、すでにそういう人は世の中にたくさんいるし、これからの高齢化でますますそうなるんだろうから、これだけだとロールモデルには弱いですよ。

ロールモデルには弱いっていうかそんな枠組みで考えるなら破綻してるじゃん。つーかもはやロールモデルとしてはすでにゲームクリアしてんだよ。今はクリア後の世界を俺TUEーしたりエキストラダンジョンに潜ってる段階じゃね?
本人がやりたいからやってるだけだろ。やらしてあげればいいじゃん。実際、そういう人が世の中に沢山いるとはいえ、いったい全体のうち何人が同じ事をできる? ゲームクリアできた人間の勲章みたいなもんじゃね?


つーか、「俺もこういうイカしたおっさんになりたい」とトラバしようとおもっていた矢先だったのでちょうどよかった。俺もこういうイカしたおっさんになりたい。