金融音痴は日本の癌

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ki2neko/20080327/p1
http://d.hatena.ne.jp/lakehill/20080328/p1
すわスタグフレーションというこのご時世に「このデフレのご時世に」とかうっかり会社なんかで言おうもんなら。ネットでよかったね。つーかいったい今現在どこにデフレの名残があるのかと終電まで問い詰めたい。おまえの時間は10年前から止まったまんまか。
お願いなので投資=「株とか」みたいな認識の人間はセンスを磨くために、経済と金融についてまずはビジネス週刊誌と新書から5000冊はROMった後にさらなるセンスを磨くため、投資家がどのような感じで投資しているかを実感するために実際に投資をしてみることをおぬぬめします。語るに落ちております。
ちなみに皆までかいてない俺も悪いんかもしらんけど(それにしても金利収入の機会損失については書いたぞ)、読了したので続きをば。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

問題の本では基本的にまずは資産四分法によるノーロードインデックス投信を強く推奨しております。世にある9割の扇情的な株式投機入門書は否定の立場で。FX・外貨についてもそれぞれのリスクとプレミアムを併記した上で特定の目的のためにはよいと述べています(まあこれはちょっとはまともな本にはだいたい書いてることだな)
それよりも本書が重要なのは金融教育と、金融が社会に与える影響について書いていること。
たとえば日本人は異常に貯蓄が好き→銀行が安く資金調達できる→利子が安いのでリスクをとらず国債で運用サヤおいしいです^q^→国債発行し杉→円金利超低空飛行→円流出 という一連のシナリオが説明されていたりして、これはなかなか得られない視点からの話だったのでなかなかおもしろかった。
とかかくとちょっと知ってるバカが「投信なんて手数料高いしノーロードは信託報酬高いぞ手数料こそキモなんだ」とか反論したがりますが筆者は具体的な数字をあげた上で「おまえら素人が時間とって勉強して四季報を年に4冊かうより実際に安いんじゃしかも運用はプロがするんじゃagesageあるが平均するとあがるんじゃわかったかばかやろうじゃあの。」という明快な反論があってすごくわかりやすかった。