ポリティクスを保有することの大切さと、そのための情報共有の大切さ

なんかさんざんディスられてます。とりあえず俺をディスるよりチベット弾圧について書くほうがいくらかプラスだというのは間違いないと思うわ。

俺がブログやらmixi政経についてちょこちょこ書くのはなにも今それをなんとかしろという話ではないよ。

俺も含め多くの若い人間は何の力もない。今ネットでチベット弾圧の情報を集めて、ブログでそれを訴えてもほぼ何の役にも立たない。

だけど、俺と同じような人間が100人くらいいたら、そのうちの一人くらいはたとえば20年後か30年後くらいにそれなりの権力を持った社会的地位に就いていたり、それなりの資産を保有していたりするはずだ。そのとき彼が何をするかが大事なのだ。

ビルゲイツはその資産を慈善活動に費やすことにした。彼は資産を運用するための組織を作り、慈善活動の案を幅広く集め、計画と期待される成果を綿密に調査し、その上で慈善活動を行うと言っている。これがボランティアだ。

日本人の大半はいったい何をしている?
小学生からさえ半ば強制的に小銭を集めることに何の意味がある? そのパンフレットと小銭を入れる封筒と色を染めた羽を確保する金でパンを買え。日本の金持ちは人の金を集めて広告を行い、貧乏人から金を集めて身内に配り、慈善活動に使われるのはほんの残り滓である。こんなものはボランティアではない。どこにどう使われるかもわからないものに軽々と小銭を差し出す日本人の感覚は狂っている。実感がないからそうなるのだ。あなたが今までによかれと思って寄付したお金のいったいいくらが何に使われた? 本当にパンに化けたのはいくら? それを管理できない人間にボランティアをする資格はない。それはボランティアという名の利益追求事業を応援しているのだ。ますます日本でまっとうなボランティアが行われなくなる。だから募金をしてはいけない。
小学生がそこで供出した100円を年利5%で運用すれば50年後には1000円になる。ちなみにこれを毎月100円とすれば、50年後には26万円になる。元金が6万円、金利は20万円である。日本の偽善ボランティア事業家はそういう芽をすべて摘んでいる。

話が逸れたが、将来のために現在見識を広めることは大切であると思う。その方法の一つがネットであるだけだ。俺を批判する人間はネットがすべてなのだろう。ネットで世界を変えられる訳がない。ネットで巻き起こったムーブメントも、どこかの時点でリアルにスピンアウトすることになる。そこにきて、初めてムーブメントは力を持つ可能性を得る。だからネット上だけの活動は無意味であるがネットを含むリアルの活動は無意味ではない。

ところで俺は中国も嫌いだがアメリカも嫌いだ。アメリカの植民地になっている日本の政府も嫌いだ。そのために何をしているかというと働いて納税している。納税というのは発言権だ。プロ市民になるつもりはない。活動する暇があったら金を稼ぐべきだ。金は力だ。年老いた頃に、もし莫大な財産があったとしたら、それを初めて自分のポリティクスのために使えばいい。金があるノンポリほどの悲喜劇はない。

仮に金がなくても、思想があるだけでいい。政府がこれほど頭が悪いのに日本が保っているのは企業ががんばっているからだ。そこには良識を持った人間がたくさんいる。本当の意味でのサイレントマジョリティというのは実は多い。昨今の朝日新聞の購読率の低下はそれを如実に表している。これは私が団塊世代から聞いた話だが、団塊世代が朝日に愛想を尽かしている。彼らは現実を実体験で知らないマスコミに踊らされない。朝日がおかしいのは前々から気づいていたが、いいかげん愛想を尽かして他に乗り換える団塊世代がどんどん増えているということだ。乗り換え先は産経が一番多いらしい。これがポリティクスによる実社会への影響である。